【#ナイルの本棚】2020年7~8月の紹介書籍まとめ

【#ナイルの本棚】2020年7~8月の紹介書籍まとめ

当サイトのTwitter(@cont_hub_com)で公開中の、ナイルのコンテンツチームが編集者/ライターの方々に役立てていただきたいおすすめ本を紹介する企画「#ナイルの本棚」。
Twitterの140字では紹介しきれないので、2020年7~8月にかけて公開した本のレビューを「増補改訂版」として改めてお届けします!

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目次

アイディアを出せるようになるには、考える技術を身につける

【こんな人におすすめ】

・オリジナリティのある企画を出せるようになりたいと思っている人
・どうにかして壁を乗り越えたいと思っている人

パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法
柿内尚文(かんき出版)

パン屋ではおにぎりを売れ.jpg

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企画を考えなければいけないのに、まったくアイディアが浮かんでこない。考えているような、考えていないような状態が続き、無駄に時間が経ってしまう。

よくあります。本当によくあります。

おもしろい企画がパパっと浮かんでくるような人になりたいと思っているのですが、なかなかそんな人にはなれません。そんな人と自分は何が違うのかと思うこともありましたが、この本を読んで違いがわかったような気がします。

本書は、「想像以上の答えが見つかる思考法」とあるように、アイディアを出すにあたっての考え方をまとめた本です。

考える=「広げる」+「深める」

を基本に、著者の編集経験をもとにわかりやすい文章で書かれています。

本書を読んで思ったのは、アイディアがパパッと浮かんでくるような人は、理論(考え方)を知っている人なんですね。人によって理論は異なるかもしれませんが、自分なりの理論を持っているので、それにあてはめることでアイディアが出てくる。アイディアがなかなか出てこない自分は、そういった理論を持っていなかったというわけです。

「広げる」とは可能性を考えていくこと
「深める」とは本質的価値を考えていくこと

著者はこれが「考える」の基本としています。では、具体的にどうやって考えていくのか…については、実際に本書を読んでみてください。

「一度読んで終わりにせず、ぜひ何度も読み返してください」と書いてあるとおり、考える技術が身につくまでは、何回か読み直すことになりそうです。
(富江弘幸 @hiroyukitomie

有名ライターが教えるノンフィクションの書き方

【こんな人におすすめ】

・有名ライターが教えるノンフィクションの書き方
・記事の作り方をあらためて見直したい現役のライター・編集者

調べてみよう、書いてみよう
最相葉月(講談社)

調べてみよう、書いてみよう

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「絶対音階」「星新一 一〇〇一話をつくった人」「セラピスト」といった作品で知られるノンフィクションライター・最相葉月さん。彼女が小中学生に向けて「ノンフィクションを書く方法」についてまとめた一冊です。
小中学生向けとはいっても、その内容はライターを目指す人、現役のライター・編集者が読んでも非常に参考になります。

・テーマをどう見つけるか
・テーマに沿って何を調べるか
・どう取材をするか
・原稿をどのようにまとめるか

…といった、ひとつのノンフィクション作品を仕上げるために必要なノウハウを、丁寧にわかりやすく教えてくれます。

具体的なアドバイスも多く紹介されており、例えば、

・企画書の書き方や図書館の活用法
・インタビュー時の心構え
・取材を受けてくれた人に対する依頼書・お礼状の書き方

などは、ノンフィクションの執筆に限らず、どんなジャンルのコンテンツでも有効なもの。記事の作り方を体系的に教わることなく、見よう見まねで周りの人の仕事ぶりから吸収してきた私にとって、まるで先生のような一冊でした。
(山元大輔)

編集の定義を考えるときに何度も立ち返りたい本

【こんな人におすすめ】

・「編集とは何か?」を思考したい人
・企画の発想力を鍛えたい人

知の編集術
松岡正剛(講談社)

知の編集術

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編集の原点から「12の編集用法」や「24の編集稽古」といった実践的な内容までが網羅されています。

本書の編集の定義はかなり広く、「人間が言葉や図形や動作をおぼえ、それらをつかって意味を組み立て、人々とコミュニケーションをすること、そのすべてに編集方法がいろいろと生きている」としています。

本を作りたくて編集者になって、そこからいまはナイルでクライアントワークをしているわけですが、この本によって、さまざまな領域で「編集力」は活かせるのだなと思わせてくれました。読んだ後、ちょっと大袈裟ですが、「世界は編集に満ちている」と感じられるのです。
(高林ゆうひで @takataka578

読んだらすぐに実践してみたくなる!

【こんな人におすすめ】

・書くことに苦手意識のある人
・文章の書き方を基礎から知りたい人 ・小説を書いてみたいと思っている人

めんどくさがりなきみのための文章教室
はやみねかおる(飛鳥新社)

めんどくさがりなきみのための文章教室

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著者のはやみねかおるさんは元・小学校教師で、ジュブナイル・ミステリー作家です。小中学生のときに、「名探偵夢水清志郎」「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」などのシリーズを読んだことのある人も多いのではないでしょうか。

本書では、元々本嫌いな子供のために小説を書き始めたというはやみねさんが、文章が苦手な子供のために文章の書き方を指南しています。比喩や句読点の打ち方、インパクトのある書き出しのコツなど、読んだらすぐに実践してみたくなる文章術が満載。さらに、読書が上手になる視点や書きたいことに気がつくコツなど、文章を書く前に大切なことも教えてくれます。
特に創作をする人は、本書で小説を書ききるための「魔法の言葉」を知ってほしい!

会話形式なのでするすると読むことができ、挿絵もかわいくておすすめです。小中学生向けですが、帯に書かれた「作文、メール、レポートから小説まで、これ1冊で書ける!」のコピーどおり、大人が読んでもためになります。
(せがわ)

発想力を広げるにはどうしたらいい?

【こんな人におすすめ】

・自分ならでの視点を広げたいライター
・企画やPRを担当する人
・アンテナを張って情報収集したい人

仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方
松村真宏(東洋経済新報社)

仕掛学

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イソップ寓話「北風と太陽」を知っていますか?北風と太陽が旅人の上着を脱がすことを競い合うという内容ですが、北風は無理やり旅人の上着を吹き飛ばそうとするのに対し、太陽は燦燦と照らしつけて、旅人が自分から上着を脱ぐように仕向けます。

この寓話のように、無理に行動させるのではなく、ついそうしたくなるような工夫のことを「仕掛け」として定義したのが、仕掛けの効果を研究する「仕掛け学」の第一人者で、本書の著者である松村真宏さん。
ここでは、「仕掛け」は人の行動を変え、課題を解決するものとし、仕掛けの事例やアイデアの作り方など紹介しています。

ついやってみたくなるように間接的に誘導し、目的を達成するアイデアは、「なるほど、こういう手があったか」と思うものばかり。例えば、

・片付けるように注意してもやらない子供たちには、「ゴミ箱にバスケットゴールをつけ、ゴミをシュートしたくなる」ように仕向け、自発的に片付けるようにする。
・男子トイレの便器にハエのイラストなどの的を作ると、つい狙いたくなる。狙うことによって、自然とトイレをキレイに使うことに貢献している。
・階段をピアノの鍵盤に見立てたデザインをして、階段を踏むと実際にピアノの音が鳴るようにする。奏でてみたいと階段を使うことで、運動不足解消につながる。

など、「やらされる」のではなく、楽しんでみずからの行動を変えるアイデアは、企画を考えるときには役立つのではないかと思い紹介してみました。
アイデアの発想法や、発想することが滞ってしまったときの視点の切り替え方なども解説されているので、私も実践しようと思います!
(戸田裕美)

手っ取り早く、わかりやすく世界的な名著を理解できる

【こんな人におすすめ】

・本をじっくり読む時間がない人
・どうも人生がうまくいかないと考えている人
・広義のコンテンツ制作を円滑に進めたい編集者

まんがでわかる 7つの習慣
フランクリン・コヴィー・ジャパン監修(宝島社)

7つの習慣

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人生哲学のバイブルとも言いたい、世界的なベストセラーであるスティーブン・R・コヴィーの名著「7つの習慣―人格主義の回復」。人格を高め、人生を成功に導くために実践したい「7つの習慣」が紹介されている同書の内容を、わかりやすく漫画仕立てにして、テキストと交えて構成したもの。
日本語訳版をじっくり読み込むのがもちろんいいと思いますが、良い意味で「手っ取り早く」「わかりやすく」本書の要点をインストールするのにはうってつけです。

つまり、職業を限らずすべての人におすすめの本なのですが、「編集者として絶対に習慣化しておくべき!」と思った「習慣」を紹介しましょう。

・主体的である…自分の責任で行動する力を持つ
・終わりを思い描くことから始める…明確な目的を描いて、何をすべきかを検討する
・Win-Winを考える…関わった全員のためになる結果に達するよう人間関係を築く
・まず理解に徹し、そして理解される…まず相手を理解することに徹すれば心を開いてくれる
・シナジーを創り出す…個別のものを合わせることで、個々でやるより大きな成果を得る

ほぼ全部でしたね。

なぜ、それらが編集者にとって大切なのかは、本書を読むことを通じて理解していただけるといいかなと思いますが、ただ「記事を作る」という観点ではなく、大きな意味でメディア運営やコンテンツ制作をすることにおいて、意識しておきたいことが詰まっています。

そんな風に偉そう言っている私も、足りていないところが多くて泣きたくなったのはここだけの話。「7つの習慣」、気を引き締めて精進します。
(加藤直子 @naokokt1

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