
離脱率とは
「離脱」とは、検索結果・web広告・ブックマーク・テキストリンクなどからサイトに訪問し、ウェブサイトにアクセスしてきた人が、次の段階(ページ)に進まずに、そのページを出口にしてブラウザを閉じたり、他のサイトに移動してそのサイトを退出することです。
離脱率とは、「そのページの離脱数÷そのページのPV数」で算出される割合で、そのページが開かれた回数のうち、どれくらいの割合でユーザーが離脱したか、を示す値です。
上の図の場合、5名のユーザーがサイトに訪問しAページを閲覧し3名が離脱したとき、PV=5、離脱数が3なので、
Aページの離脱率は3(離脱数)÷5(PV)=60%となります。
離脱率を知る目的は、ウェブサイトやウェブサイト内の特定のページを改善することにより、コンバージョン率を高め、サイトからの収益を拡大することです。離脱率は、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを設置することで調べることができます。
離脱率が高いページについて
離脱率が高いページが全てダメということはありません。問題はウェブサイトでコンバージョンにつながるページなど、離脱されるべきではないページでの離脱率が高いかどうかということです。そういった特定のページの離脱率が高い場合は、そのページをよく見直してみましょう。 特に商品やサービス内容の紹介ページなどのページでの離脱率が高い場合は要注意です。
このようなページにアクセスするユーザーは、その商品やサービスに何かしらの興味・関心を持っているユーザーだと考えられます。それにも関わらず、離脱率が高いということは、ユーザーが求めていた情報が存在していなかった、次の行動に移る為の動線が上手く機能していないなかったなどの原因が考えられます。
何%程度であれば許容範囲内ということは一概に言えませんが、訪問ユーザー数に対して離脱者があまりにも多い場合は、上記の原因を考慮しつつ、商品購入・資料請求・見積依頼・会員登録・その他最終的にサイト訪問ユーザーに実行してほしいコンバージョンに向けて、想定した通りにユーザーが行動しているかをチェックし、サイト改善に努めることが望ましいでしょう。
まとめ
- 離脱率は、ウェブサイトまたはウェブサイト内の特定のページを改善しコンバージョン率を高めるための有効なひとつの指標。
- 離脱されると困るページ(コンバージョンにつながるページ)での、離脱率が高いときにはサイト構造を見直す必要がある。